GPT-5が2025年8月7日に正式にリリースされました!
早速、どのような機能があり、過去バージョンとの比較等を調べてみました。
過去のバージョンについて整理すると…
- GPT-4.5(Orion) は2025年2月27日に登場し、主にPlusやProユーザー向けに提供された大型モデルでしたが、現在はすでに置き換えられています。
- GPT-4.1 は2025年4月14日にリリースされ、暫定的に利用されていましたが、こちらもGPT-5に置き換えられています。
- GPT-4o(omni版)は2024年5月に登場し、マルチモーダル対応を備えChatGPTの主力でしたが、これもすでに引退しています。
ここまでのまとめ
- 最新モデル:GPT-5(2025年8月7日リリース、現在提供中)
- 過去モデル:GPT-4.5, GPT-4.1, GPT-4o などはすでに廃止または置き換え済み
GPT-5はOpenAIが2025年8月7日にリリースした最新モデルで、過去のGPTシリーズと比べて以下のような大きな進化を遂げています。
また、ChatGPTのすべてのユーザー(無料・有料問わず)がGPT-5を利用可能となっています。
GPT-5の主な進化点
1. 高度な推論能力と知性向上
GPT-5は「博士(PhD)レベルの専門家」のように振る舞い、多層的かつ深い推論が可能です。オンライン検索などを活用し、より思慮深い応答ができます。
2. 総合化されたモデル構成と自動切り替え
GPT-5は「高速応答型」「深い思考型(Thinking)」、およびそれらのMini/Nano版といった複数モデルを内部に持ち、会話の内容や複雑さに応じて自動的に最適なモデルへ切り替えます。
3. コンテキスト理解と長文対応の強化
GPT-5ではコンテキスト容量が大幅に増強され、最大で256,000〜400,000トークンに対応可能という報告もあり、最大1百万トークンの処理にも対応するという情報もあります。
4. コード生成・推論・ツール連携の精度向上
GPT-5はSWE-BenchやAider Polyglotなどのベンチマークにおいて性能記録を更新し、高品質なコード生成、バグ修正、ツール呼び出しタスクにおいて卓越した精度を誇ります。
5. 応答スタイルのパーソナライゼーション
「プロフェッショナル」「サポート」「皮肉屋」など、ユーザーが希望するスタイルの“パーソナリティ”を選択可能。また、チャット画面の見た目もカスタマイズできるようになりました。
6. 拡張機能との統合
GmailやGoogleカレンダーとの統合が可能になり、スケジュール管理やメールなど日常業務をよりスムーズに行えるようになっています。
7. 幻覚(Hallucination)の抑制と安全性
GPT-5は前モデルに比べて誤情報(幻覚)の発生確率が大幅に低下し、自身の限界を理解して応答を拒否する能力も備えています。より信頼性が高いモデルへと進化しています。
8. モデルサイズとバリエーションの柔軟性
APIでは gpt-5
、 gpt-5-mini
、 gpt-5-nano
の3種類が用意されており、用途に応じてパフォーマンス・コスト・レイテンシーを選択可能です。
過去モデルとの比較まとめ
項目 | 過去モデル(例:GPT-4.1, GPT-4.5, GPT-4o) | GPT-5(現行モデル) |
---|---|---|
推論力 | 一定の性能だが制限もあり | 深い構造推論+思慮的思考 |
コーディング能力 | 改善されつつあったが限界あり | ベンチマーク記録を更新 |
コンテキスト対応 | 数万〜数十万トークン | 最大数十万〜百万トークンに対応 |
応答スタイル | 固定的または揺らぎあり | パーソナリティ調整可能 |
ツール統合性 | 限定的またはなし | Gmail等と連携可能 |
安全性 | 幻覚や誤りあり | 幻覚抑制、自己限界認識あり |
まとめると、GPT-5は「すべての過去モデルを統合しつつ、安全・効率・推薦性・柔軟性のすべてにおいて飛躍したモデル」です!

最新バージョンをすぐに一般公開するのはすごい!

ボクも早速使ってみよう!
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