はじめに 「ご趣味は?」と聞かれて、あなたは何と答えますか
初対面の自己紹介、婚活パーティー、就職や転職の面接、マッチングアプリのプロフィール欄。人生には「ご趣味は?」と聞かれる場面が、思っている以上にたくさんあります。
このとき、澱みなく「〇〇です」と答えられる人もいれば、一瞬「うっ」と言葉に詰まってしまう人もいるはずです。「映画は見ますけど、趣味と言うほどでは……」「休みの日は寝てます」「強いて言えばスマホを見ることくらいです」。そんなふうに、ごまかしながら答えた経験がある人は、決して少なくないのではないでしょうか。
そもそも趣味とは何なのでしょうか。趣味を持つことは、本当に人生を豊かにするのでしょうか。逆に、趣味がないことは、何か問題なのでしょうか。
この記事では、語源学的な視点から趣味の本当の意味をひもとき、さらに世界各国の学術研究や日本の統計データをもとに、趣味が心と体にもたらす効果、そして「無趣味」という生き方の実態まで、じっくりと掘り下げていきます。読み終える頃には、あなたも「ご趣味は?」という質問に、少しだけ違う気持ちで向き合えるようになっているはずです。
第1章 そもそも「趣味」とは何なのか 語源から見る本当の意味
英語の「hobby」は、もともと「行き先のない馬」だった
「趣味」にあたる英単語「hobby」の語源をたどると、意外な歴史が見えてきます。
もともと中世英語の「hobyn」という言葉は、アイルランドで飼育されていた小型で活発な馬の品種を指していました。この馬は現在では絶滅していますが、当時のイギリスやアイルランドでは広く知られた存在でした。
やがてこの言葉は、モリスダンス(イギリスの伝統的な民俗舞踊)で使われる、木や柳で作られた馬の張りぼて衣装「ホビーホース」を指すようになります。さらに時代が下ると、子ども用のおもちゃの木馬もホビーホースと呼ばれるようになりました。
そして1670年代頃から、「ホビーホースに乗る」という表現が「お気に入りの趣味に没頭する」という比喩として使われ始め、1816年頃には短縮形の「hobby」だけで「お気に入りの活動」を意味する言葉として定着したとされています。
興味深いのは、この語源に込められた「つながりのイメージ」です。木馬に乗ってどれだけ夢中になっても、実際にはどこにも進みません。つまり「hobby」という言葉の根底には、もともと「実利的なゴールに向かって進むわけではないが、それ自体を楽しむために続ける活動」という考え方が刻まれているのです。仕事や家事のように、何かを生産したり成果を出したりすることを目的としない。ただそれをすること自体が目的になる。これが、英語圏における趣味の原義と言えるでしょう。
日本語の「趣味」は、「味わい」を深く感じ取ること
一方、日本語の「趣味」という漢字を見てみると、また違った側面が浮かび上がります。「趣」は物事の趣(おもむき)、つまり味わいや雰囲気を意味し、「味」はそれを味わう、感じ取るという意味を持ちます。つまり日本語の「趣味」は、対象そのものの奥深さをじっくりと味わい、感じ取る行為というニュアンスを含んでいるのです。
英語の語源が「実利に向かわない行為」を強調するのに対し、日本語の語源は「対象を深く味わう感性」を強調している。この違いを知っておくと、趣味という言葉に対する見方が少し広がるかもしれません。
学術的な定義 趣味の3つの条件
海外の学術研究では、趣味は「金銭的・職業的な利益を目的とせず、自分自身の時間の中で、楽しみのために定期的かつ継続的に行う活動」と定義されることが一般的です。この定義を分解すると、趣味と呼べる活動には、次の3つの条件が揃っていることが分かります。
- 自発性 誰かに強制されるのではなく、自分の意思で始めていること
- 継続性 一度きりではなく、ある程度の期間、繰り返し行われていること
- 非金銭性 生活のための労働や、成果を出すための義務ではないこと
この3条件に照らすと、「動画を惰性で流し見している時間」と「映画を意識的に選び、味わいながら鑑賞する時間」とでは、同じ「映像視聴」でも中身がまったく違うことが分かります。次の章では、こうした「本物の趣味」が、実際に人の心と体にどのような効果をもたらすのかを、科学的なデータをもとに見ていきましょう。
第2章 趣味は人生を豊かにする? 科学が示す4つの効果
「趣味は人生を豊かにする」という言葉は、日本でもよく耳にするフレーズです。しかし、これは単なる精神論なのでしょうか。それとも、根拠のある話なのでしょうか。ここでは、海外の医学・心理学分野の研究をもとに、趣味がもたらす効果を4つの側面に分けて紹介します。
2-1 メンタルヘルスへの効果 うつ・不安・ストレスの軽減
2025年に発表された趣味と心の健康に関する系統的レビュー(スコーピングレビュー)では、PubMedやScopusなど複数の医学データベースから抽出された11件の研究が分析されました。その結果、趣味に関する研究は主に「うつ・不安・ストレス」「生活の質と幸福感」「社会的なつながりと支援」という3つのテーマに整理できることが分かっています。複数の研究において、趣味に取り組んでいる人はうつ症状や不安、ストレスのレベルが低い傾向にあることが報告されました。
また、イギリスの高齢化研究(ELSA)のデータを用いた別の分析では、趣味を持つことがその後のうつ症状の減少と関連していることが、時間の経過を追った統計手法によって確認されています。この結果は男女どちらにも、また調査開始時点でうつ症状があった人・なかった人のどちらにも共通して見られたとのことで、単なる偶然や個人差では説明しきれない、一定の再現性を持つ関連だと考えられます。
この研究の背景には、イギリスで実際に行われている「社会的処方(ソーシャル・プレスクライビング)」という医療の考え方があります。これは、軽度から中等度のうつ症状に対して、薬だけに頼るのではなく、医師が地域のサークル活動や趣味のグループへの参加を「処方」するという取り組みです。趣味が、医療の現場で本気で活用され始めているのです。
さらに身近な例として、アメリカの大学機関の研究では、絵を描くなどの創作活動を行った参加者のおよそ75%で、ストレスホルモンと呼ばれる「コルチゾール」の値が低下したという報告もあります。しかもこの効果は、絵を描いた経験の有無にかかわらず見られたとされており、「上手い・下手」は関係なく、手を動かして何かを作ること自体にストレス緩和の効果がある可能性を示しています。
2-2 幸福感・生活満足度への効果 世界16カ国・93,000人の研究
趣味の効果を語るうえで欠かせないのが、2023年に医学誌ネイチャー・メディシン(Nature Medicine)に掲載された、ロンドン大学の研究チームによる大規模研究です。この研究は、イギリス、日本、アメリカ、中国、そしてヨーロッパ12カ国を含む合計16カ国、実に93,263人分の高齢者(65歳以上)のデータを統合し、趣味への取り組みと心の健康との関係を分析したものです。
結果は明快でした。趣味を持っていることは、うつ症状の少なさ、自己評価による健康度の高さ、幸福感、そして生活満足度の高さと関連しており、この傾向は国や文化圏を問わず、一貫して見られたのです。研究チームは、この効果の「普遍性」の高さを強調しています。国ごとの経済状況や文化的背景による差はごくわずかで、9%にも満たなかったと報告されています。つまり、趣味がもたらす恩恵は、先進国であろうと発展途上国であろうと、個人主義的な文化であろうと集団主義的な文化であろうと、驚くほど共通しているということです。
面白いのは、趣味を持っている人の割合が国によって大きく異なっていた点です。スペインでは51.0%だったのに対し、デンマークでは96.0%にのぼりました。同じ「先進国の高齢者」でも、趣味に対する取り組みやすさには、社会制度や文化の違いによって、これほどの開きがあるということです。ちなみに研究チームによれば、幸福度や生活満足度の4つの指標の中でも、特に「生活満足度」との結びつきが最も強かったとされています。趣味は、心と体を自分でコントロールできているという感覚や、生きがい、日々の課題に対処できているという有能感を通じて、生活満足度を押し上げている可能性があるといいます。
同様に、アメリカ精神医学会(APA)が2023年に行った意識調査では、自身のメンタルヘルスを「非常に良い」「良い」と回答した人ほど、創作活動に取り組む頻度が高いという結果も出ています。特に美術系の創作活動については、週に2時間以上取り組むことで、心の健康への恩恵が最も大きくなる傾向が示されています。
2-3 身体的健康・認知機能への効果
趣味の効果は、心だけにとどまりません。アメリカのUCLAヘルスがまとめた報告によれば、研究者たちはこれまでに、余暇活動が人の健康に影響を与えうる経路を600通り以上も特定してきたといいます。中でも、頭を使う趣味や体を動かす趣味は、記憶力の維持や認知症リスクの低下と関連することが分かっています。日本国内で行われた65歳以上の成人約50,000人を対象とした調査でも、余暇活動と認知機能の関係が確認されています。
また、ナショナルジオグラフィックが紹介した研究では、趣味を通じて自然の中で過ごす時間を持つことが、血圧の低下や免疫機能の向上につながる可能性が指摘されています。特に、自然の中で体を動かすタイプの趣味は、心理的な効果と身体的な効果の両方を同時に得られる、コストパフォーマンスの高い選択肢だといえそうです。
2-4 社会的つながりへの効果 孤独対策としての趣味
最後に見逃せないのが、社会的なつながりへの効果です。グループやチームで行う趣味は、孤独感や社会的孤立を軽減する働きを持つことが、複数の研究で報告されています。アメリカの大学機関の報告では、定期的にチームスポーツに参加している成人は、うつ、不安、ストレスの症状を経験しにくい傾向があるとされています。
この効果に着目し、イギリス、日本、アメリカをはじめとする多くの国では、高齢者の心の健康を支える公衆衛生政策の一環として、趣味や余暇活動への参加を国レベルで推進する動きが広がっています。趣味はもはや「個人の楽しみ」の枠を超えて、社会全体の健康資源として位置づけられ始めているのです。
第3章 数字で見る「趣味」の実態 日本と世界のデータから
ここまで見てきた効果を踏まえたうえで、実際にどれくらいの人が趣味を持っているのか、日本と世界の統計データを見てみましょう。
日本人の8割以上が「趣味・娯楽」の行動者
総務省統計局が5年ごとに実施している「社会生活基本調査」によれば、10歳以上の日本人のうち、実際に何らかの「趣味・娯楽」にあたる活動を行った人の割合(行動者率)は、全国平均でおよそ87.0%(男性87.2%、女性86.8%)にのぼります。数字だけを見れば、日本人の大多数が何らかの趣味的な活動を行っていることになります。
ただしこの調査でいう「趣味・娯楽」には、映画鑑賞やテレビゲーム、音楽鑑賞など、比較的受動的な活動も幅広く含まれています。つまり「行動者率が高い」ことと「充実した趣味を持っている」ことは、必ずしもイコールではないという点には注意が必要です。
余暇市場は回復基調も、「1人あたりの種目数」は減少傾向
公益財団法人日本生産性本部が発行する「レジャー白書2025」によれば、2024年の日本国内における余暇関連の市場規模は75兆2,030億円にのぼり、新型コロナウイルスの感染拡大前の水準を上回る規模まで回復しています。参加人口のランキングでは、国内観光旅行が3年連続で首位を維持し、動画鑑賞や読書といった「自宅で完結するレジャー」も引き続き上位に定着しています。
一方で気になるデータもあります。1人あたりが年間に参加する余暇活動の種目数は、コロナ禍前の2019年には12.3種目でしたが、近年は10種目前後まで減少しています。これは、外出を伴うレジャーへの回帰が進む一方で、1人が手を出す趣味の「幅」自体は狭まりつつある可能性を示しています。趣味というものが、「広く浅く色々試す」時代から、「限られた時間の中で、選び抜いた活動に集中する」時代へと移行しつつあるのかもしれません。
「趣味」は、いまや企業のサービス設計にも組み込まれている
趣味は、統計上の数字であると同時に、現代の様々なサービス設計にも組み込まれた「実利的なデータ」にもなっています。たとえば恋活・婚活マッチングアプリの多くは、プロフィール欄に「趣味」を細かなカテゴリで登録させる仕組みを採用しており、共通の趣味を持つ相手を検索・マッチングする機能の中核データとして扱っています。もはや趣味は個人の内面にとどまらず、他者と自分をつなぐための「社会的なタグ」としても機能しているのです。
同様に、生命保険やレジャー保険の約款(利用規約)の多くでは、スカイダイビングや登山、スキューバダイビングといった一部の趣味を「危険度の高い活動」として特別に区分し、通常の契約では補償の対象外としたり、追加の特約が必要になったりするケースが一般的です。趣味という個人的な楽しみが、保険会社の規約という形で、社会的なリスク区分の対象にまでなっているというのは、なかなか興味深い事実ではないでしょうか。
第4章 「無趣味」という生き方について 本当によくないことなのか
ここまで趣味の効果を紹介してきましたが、一方で「自分は無趣味です」と自認している人も、決して少なくありません。では、無趣味であることは、本当に問題なのでしょうか。
無趣味であることのコストを指摘する声
海外の論考の中には、無趣味であることに対して、かなり踏み込んだ指摘をするものもあります。あるヨーロッパの評論記事では、趣味を持たない人は仕事のパフォーマンスが低下しやすく、睡眠の質が悪く、身体的な不調を抱えやすく、うつ状態に陥りやすい傾向があると論じられています。この記事の筆者自身も、自分の人生を振り返り、趣味に多くの時間を割けていた時期ほど、精神的に調子が良かったという実感を語っています。
また、別の論考では、神経科学者が提唱する「ニューロエステティクス(神経美学)」という考え方が紹介されています。これは、日々の生活の中に何らかの創造性や美的な体験を組み込むことが、脳の健康にとって良い影響を与えるという新しい研究領域です。進化心理学的な観点から見ると、美を味わうことに脳のリソースを割ける状態というのは、身体が「今は安全な環境にいる」と判断しているサインでもあり、それ自体がストレス管理や心の安定につながっているのではないかという見方が示されています。
とはいえ、無趣味は「性格の欠陥」ではない
一方で、無趣味であることを、必要以上に自分を責める理由にする必要はありません。無趣味の背景には、様々な事情が隠れていることが多いからです。
たとえば、新しいことに強い興味を示してすぐに始めるものの、しばらくすると熱が冷めて続けられなくなる、という悩みを持つ人は少なくありません。海外のカウンセリング系メディアでは、こうした傾向がADHD(注意欠如・多動症)の特性と関連している場合があることや、幼少期から人の顔色をうかがう習慣が染みついてしまった結果、自分自身が本当は何を楽しいと感じるのかが分からなくなっているケースがあることが紹介されています。こうした背景がある場合、「趣味が続かない自分はダメだ」と責めるのではなく、まずは1日10分の落書きや、動画を1本見てみるといった、ごく小さなハードルから始めることが勧められています。
さらに、趣味と呼べるほどの活動ではなくても、「何もしない時間」自体に価値があるという視点も重要です。何かに追われることなく、ぼんやりと過ごす時間があるからこそ、次に何かへ没頭するエネルギーが生まれるという考え方もあります。大切なのは、趣味という「肩書き」を無理に作ることではなく、自分の意思で選び取った、能動的な時間の使い方を、生活の中に少しでも確保することなのかもしれません。
なお、ただスマートフォンやテレビを惰性で眺め続けているだけの時間は、脳がほとんど休眠状態に近くなり、後から内容をあまり覚えていないという指摘もあります。同じ「余暇時間」でも、能動的に選び取った趣味と、なんとなく続けてしまう受動的な暇つぶしとでは、脳と心への影響がまったく異なる可能性がある、という点は覚えておいて損はないでしょう。

歴史上の偉人たちにも、意外な趣味があった
最後に少し肩の力を抜けるエピソードを紹介します。古代ギリシャの哲学者アリストテレスは、田舎道を散歩したり、昆虫を採集して観察したりすることを好んだと伝えられています。大航海時代のコロンブスは、子どもの頃から海と航海に強い関心を抱いていたことが、後の航海人生につながったとされます。作曲家モーツァルトはビリヤードに興じることで気分転換をし、物理学者アインシュタインはバイオリンを弾くことでリラックスしていたというエピソードも知られています。歴史に名を残すような人物たちでさえ、本業とは関係のない「行き先のない活動」に、意識的に時間を割いていたのです。

第5章 今日から始める趣味の見つけ方・続け方
ここまでの研究知見を踏まえると、趣味を見つけたり続けたりするうえで、いくつかの実践的なヒントが見えてきます。
- 「結果を求めない」ことを意識する 趣味の語源が示す通り、それ自体は「実利的なゴールに向かわない活動」です。上達や成果を最初から求めすぎないことが、長く続けるコツです。
- とにかく小さく始める いきなり「毎日1時間」を目指すのではなく、10分の落書き、5分の散歩、月に1回のワークショップ参加など、続けられるサイズから始めましょう。
- 週2時間程度を目安にしてみる 創作系の趣味については、週2時間以上取り組むことで恩恵が大きくなる傾向が報告されています。まずはこのラインを一つの目安にしてみてください。
- できれば誰かと一緒に取り組む グループやチームでの活動には、孤独感の軽減という、個人の趣味にはない追加の効果があります。
- 自然の中で過ごす時間を組み込む ほんの10分でも屋外で過ごすことで、気分や集中力にプラスの効果があるとされています。散歩やガーデニングなど、自然と接点のある趣味は特におすすめです。
- 「趣味ジプシー」でも構わない 一つのことに絞れなくても問題ありません。次々といろいろな活動を試してみる「趣味ホッピング」も、自分に合うものを見つけるための、立派なプロセスの一つです。
- ハードルの低い新定番から選んでみる キャンドル作り、多肉植物の栽培、コーヒーの焙煎、地図を片手に街を歩く「地図散歩」など、特別な技術や高額な道具がなくても始められる趣味が、近年あらためて注目を集めています。
まとめ
「趣味」という言葉を英語の語源までさかのぼると、そこには「実利的なゴールに向かって進むわけではないが、それ自体を楽しむために続ける活動」という意味が刻まれていました。一見すると、何の生産性もない、遠回りな時間の使い方のように思えるかもしれません。
しかし、世界16カ国、93,000人を超える人々を対象にした大規模な研究をはじめ、数多くの学術的なデータが示しているのは、その「遠回りな時間」こそが、うつ症状の軽減、幸福感や生活満足度の向上、健康寿命の延伸、そして孤独感の軽減という、極めて具体的な恩恵をもたらしているという事実です。しかもその効果は、国や文化、経済状況の違いをほとんど問わない、驚くほど普遍的なものでした。
もちろん、「無趣味です」と答えることが、それ自体で悪いことだというわけではありません。ただ、無趣味という状態には、本人が気づかないうちに、心と体に小さなコストを積み重ねている可能性がある、ということも、今回見てきたデータから読み取れる一つの事実です。
大切なのは、無理に「これが私の趣味です」と胸を張れるものを作ることではなく、結果を求めず、自分の意思で選び取った時間を、ほんの少しでも生活の中に確保してみることかもしれません。次に「ご趣味は?」と聞かれたときのために、今日、ほんの10分だけ、何かに没頭してみてはいかがでしょうか。
参考文献・参照元
- Exploring the Impact of Hobbies on Mental Health and Well-Being: A Scoping Review, Issues in Mental Health Nursing, 2025 https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/01612840.2025.2512006
- Mak, H.W., Noguchi, T., Bone, J.K., et al. “Hobby engagement and mental wellbeing among people aged 65 years and older in 16 countries.” Nature Medicine, 2023 https://www.nature.com/articles/s41591-023-02506-1
- Bone, J.K. et al. “Fixed-Effects Analyses of Time-Varying Associations between Hobbies and Depression in a Longitudinal Cohort Study: Support for Social Prescribing?” Social Psychiatry and Psychiatric Epidemiology, 2022 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC7158225/
- UCLA Health「3 proven health benefits of having a hobby」 https://www.uclahealth.org/news/article/3-proven-health-benefits-having-hobby
- National Geographic「Why having a hobby is good for your brain and body」 https://www.nationalgeographic.com/science/article/hobby-health-benefits-exercise-art-outdoors
- Utah State University Extension「How Hobbies Improve Mental Health」 https://extension.usu.edu/mentalhealth/articles/how-hobbies-improve-mental-health
- Harvard Health Publishing「Having a hobby tied to happiness and well-being」 https://content.health.harvard.edu/blog/having-a-hobby-tied-to-happiness-and-well-being
- Etymonline「hobby」 https://www.etymonline.com/word/hobby
- Etymonline「hobbyhorse」 https://www.etymonline.com/word/hobbyhorse
- Word Histories「’hobby’, originally a diminutive of ‘Hob’, pet form of ‘Robert’」 https://wordhistories.net/2018/01/04/hobby-origin-robert/
- The European Conservative「Avoid People Who Have No Hobbies」 https://europeanconservative.com/articles/essay/avoid-people-who-have-no-hobbies/
- Ordinary Mastery (Substack)「Would You Trust Someone With No Hobbies?」 https://ordinarymastery.substack.com/p/would-you-trust-someone-with-no-hobbies
- SocialSelf「No Hobbies or Interests? Reasons Why and How to Find One」 https://socialself.com/blog/have-no-hobbies/
- 総務省統計局「社会生活基本調査」 https://www.stat.go.jp/data/shakai/2021/index.html
- 公益財団法人日本生産性本部「レジャー白書2025」 https://www.jpc-net.jp/research/list/leisure.html

