【ホラー?】なぜか怖い?公衆電話の歴史と公衆電話にまつわるホラー体験談

ホラー
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なんだか気味が悪い。そんな風に感じたことはありませんか?そう、公衆電話です。

昔はどこにでもあって、当たり前のように使われていた公衆電話。スマホが普及した今、その姿を見ることも少なくなりました。しかし、ふと街角で公衆電話を見かけると、背筋がゾッとするような、なんだか不気味な感覚に襲われることがあります。

今回は、そんな公衆電話にまつわる怖いイメージの正体を探ります。

シヴィエさん
シヴィエさん

夜に公衆電話を見るとなんだか怖いなぁ…

アマエビちゃん
アマエビちゃん

最近は数も減ったけど、夜にふと見かけるとゾッとするときあるよね

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公衆電話の歴史と現在の姿

公衆電話は、いつから私たちの生活に存在していたのでしょうか?

日本で初めて公衆電話が設置されたのは、1900年(明治33年)9月のこと。上野駅と新橋駅の構内に「自働電話」という名称で2台が設置されたのが始まりでした。その後、街角にも電話ボックスが設置されるようになり、時代の変化とともに様々な公衆電話が登場しました。

特に、1985年には設置台数が93万5千台とピークを迎え、当時は私たちの生活に欠かせないインフラでした。

しかし、携帯電話の普及に伴い、公衆電話の設置数は激減。総務省の資料によると、2020年度末時点でNTT東日本・西日本合わせて約14万6千台まで減少しています。今後もさらに削減される予定ですが、災害時や緊急時の通信手段として、一定数の公衆電話は維持されることになっています。

ホラー映画の定番だった公衆電話

公衆電話が怖いと感じる理由のひとつに、ホラー映画の定番シーンとして使われてきたことが挙げられます。

特に印象的なのは、受話器をとったら誰もいないはずなのに声が聞こえたり、突然謎の電話がかかってきたりする場面ではないでしょうか。その代表例が、アメリカのホラー映画『フォーン・ブース』です。

主人公が公衆電話で電話をかけていると、突然謎の人物から電話がかかってきて、やがて命を狙われるというストーリー。周囲に人はいるのに、助けを求められない。閉鎖された空間で、逃げ場がないという恐怖を公衆電話が演出しています。

このように、ホラー映画では「電話の向こうにいる見えない存在」や「助けを呼べない孤立感」を公衆電話が象徴的に表現してきました。私たちは、知らず知らずのうちに、映画の恐怖体験と公衆電話のイメージを結びつけているのかもしれません。

実体験から生まれる公衆電話の恐怖

ホラー映画だけでなく、実際に公衆電話で怖い体験をしたという話も少なくありません。ここでは、筆者が聞いた実際の体験談を2つご紹介します。

体験談1:無言電話の恐怖

高校生の頃、筆者の友人がこんな体験をしました。

夜、友人と遊んでいて、帰り際に公衆電話から親に連絡しようと受話器を上げました。すると、ダイヤルを回す前から「もしもし」と声が聞こえてきたそうです。

最初は誰かがかけ間違えたのかな?と思ったそうですが、次の瞬間、無言になりました。何も聞こえない。怖くなった友人はすぐに電話を切りました。しかし、数秒後、再び電話が鳴り響きました。受話器を取ると、やはり何も聞こえません。無言のまま、ただ「ジー」という機械音だけが響いていました。

その日はそのまま家に帰ったそうですが、翌日、同じ場所を通ると、その公衆電話の受話器が、なぜか宙に浮いた状態でブラブラと揺れていたそうです。

体験談2:深夜の電話ボックス

これは、ある男性から聞いた話です。

深夜、会社からの帰り道。駅の近くの電話ボックスの前を通りかかったときのことです。電話ボックスの中には誰もいないのに、なぜか電話が鳴り響いていました。

不審に思いつつも、そのまま通り過ぎようとしたその時、ふと電話ボックスのガラスに自分の姿が映りました。しかも、その背後には、誰もいないはずの電話ボックスの中で、受話器を握りしめている、黒い人影がぼんやりと映っていたそうです。

驚いて振り返りましたが、もちろん誰もいません。慌ててその場を立ち去った男性は、二度と夜にその道を通ることはしなくなったそうです。

公衆電話の「不気味さ」の正体

ホラー映画や実際の体験談から、公衆電話の「不気味さ」の正体が少しずつ見えてきたのではないでしょうか。

それは、「外部と繋がる場所でありながら、閉鎖された空間」という矛盾した性質かもしれません。

電話ボックスは、ガラスに囲まれた小さな個室です。外からは中が見えるのに、中からは外の世界と隔絶されているような感覚に陥ります。

そして、電話というツールは、声だけで相手とコミュニケーションをとります。相手の顔は見えず、本当に誰と話しているのかもわからない。そこに、見えない存在や、知らない誰かと繋がってしまうかもしれないという、得体の知れない恐怖が生まれるのではないでしょうか。

スマホが当たり前になった今、公衆電話の不気味さは増すばかりです。次に公衆電話を見かけたら、あなたはどんなことを感じますか?

シヴィエさん
シヴィエさん

公衆電話の使い方を忘れちゃったかも!

アマエビちゃん
アマエビちゃん

受話器を持ってからお金を入れてダイヤルするんだよ

コメント

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