コンセントから火事が起こる原因!定期的なチェックとおすすめタップの使い方!

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そろそろ大掃除のシーズンが近づいてきました。普段は気づかないところを片づけたり、長年放置していた場所を整えたりする良い機会ですが、意外と見落とされがちなものがあります。それが「コンセントと延長コードの安全性」です。
私たちの暮らしは、電気製品なしには成り立ちません。しかし、日常の中でごく当たり前のように使っているコンセントが、実は火事の原因になり得るという事実をご存じでしょうか。

シヴィエさん
シヴィエさん

そろそろ空気が乾燥してきたから火事が心配になってきた!

アマエビちゃん
アマエビちゃん

大掃除の準備も兼ねてコンセントをチェックする事をオススメするよ!

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コンセントから火事が起こる ― 見過ごされがちなリスク

消防庁の統計によれば、日本国内で発生する住宅火災のうち、電気が原因となる割合はおよそ1割強を占めています。その中でも「コンセントや配線の不具合」による火災は決して少なくありません。
特に「トラッキング火災」は代表的な事例で、差しっぱなしのプラグに溜まったホコリが湿気を帯び、放電を起こして発火するのです。

電気火災の典型例 ― コンセントまわりの危険な現象

トラッキング火災

  • プラグとコンセントの隙間にホコリが溜まる
  • 湿気を帯びることでホコリが電気を通し、発熱 → 発火

接触不良によるアーク放電

  • 差し込みがゆるんだコンセントや古いプラグで火花が発生
  • これが周囲の樹脂や木材に燃え移ることがある

過負荷による発熱

  • 延長タップに消費電力の大きな家電(電子レンジ、ストーブなど)を集中させる
  • 許容量を超えて熱がこもり、プラスチックが溶けて出火

コードの損傷

  • 家具の下敷きになっている
  • 長年の折り曲げや摩耗で被覆が破れ、内部の銅線がむき出しに

定期的なチェックの重要性

チェックの理想的な頻度

  • 最低でも1年に1回は点検(大掃除や年末のタイミングがおすすめ)
  • 延長コードやタップを多用している家庭は半年に1回

コンセント・タップ安全チェックリスト

  • プラグやコンセントに焦げ跡・変色がないか
  • 差し込みが緩んでいないか
  • コードが熱を帯びていないか
  • 家具や扉にコードが挟まれていないか
  • 延長タップのスイッチやランプが正常に点灯するか
  • 使用していないプラグは抜いているか
  • 延長コードの使用年数が5年以上経っていないか

おすすめのタップ活用法

スイッチ付きタップ

  • 小型家電をまとめてオン・オフできる
  • 待機電力の削減と火災予防の両面でメリット

シンプルタップ

  • 構造が単純で壊れにくい
  • 一時的な増設用として利用すると安心

ホコリ防止シャッター付き

  • 差し込み口を自動でカバーし、トラッキング火災を防止

ブレーカー付き延長コード

  • 許容量を超えたときに自動で遮断
  • 過負荷による発火を防げる

タップ比較表

種類特徴メリット注意点
スイッチ付きタップ各口ごとにオン・オフ可能待機電力削減、差しっぱなし対策スイッチ部の劣化に注意
シンプルタップ構造がシンプル長持ちしやすい、安価ホコリが溜まりやすい
ホコリ防止シャッター付き未使用口を自動でカバートラッキング火災を防止差し込みが少し固め
ブレーカー付き許容量オーバーで遮断過負荷による火災防止本体がやや大きめ

高ワット家電は必ず「壁のコンセント」へ

電子レンジ、電気ストーブ、ドライヤー、エアコンなどは消費電力が非常に大きいため、延長コードやタップにまとめて差すのは大変危険です。
これらは必ず壁のコンセントに直接差し込む ― これが火災予防の鉄則です。

私たちの暮らしに潜む「電気の影」

スマートフォンや家電の進化によって、私たちの周りにはかつてない数のプラグが差し込まれています。それでも「火事になった」というニュースを見ても、どこか「他人事」として片づけてしまいがちです。
しかし火災は一度起これば、財産や大切な記憶だけでなく、命に関わることさえあります。電気の便利さを享受する現代人は、その裏に潜むリスクにもっと敏感であるべきでしょう。

まとめ ― コンセントとの付き合い方を見直す

  • 火災原因は「ホコリ」「過負荷」「劣化」の3要因に集約
  • 定期的な点検を半年〜1年に1回習慣化する
  • 延長タップはスイッチ付き・ホコリ防止シャッター・ブレーカー付きを選ぶ
  • 高ワット家電は必ず壁のコンセントに直挿し

日常の中のちょっとした意識と習慣で、大きなリスクは大幅に減らせます。
「コンセントから火事にならない」ために、次の大掃除ではぜひ延長コードやタップの見直しをしてみてください。

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